FrameMaker 構造化(3)

というわけで、構造化していきましょう。

「構造化」という言葉の定義は横によけておいて、XML化と捉えてくださっても良いと思います。(「XML化」という言葉の定義も避けておきます。実際、FrameMakerでタグ付けしても、それがXMLそのものというわけではありません。)

新規で文書を作成するにしても、既存文書を構造化するにしても、文書全体の把握は欠かせません。

パターンの把握

前々回の記事と重複しますが、まず既存文書のパターンを把握しましょう。
文書といっても多岐にわたりますので、数百ページのオーナーズマニュアルを念頭に置いて進めていきます。

大→小で攻めていきましょう。ブック構成というやつですね。

ブック構成

本全体の構成は良いでしょうか?
章の並び、情報の過不足、問題ないでしょうか。
目次は複数(総目次、目次、章目次など)必要でしょうか。索引はどうでしょう。
トラブルシューティングは?用語集は?

問題なければ、次に進みましょう。
問題が発見されれば構成を再検討してください。

この辺りは各組織によってまちまちでしょうから、軽く触れるだけにとどめます。

章構成

通常メインの文書になります。

既存の非構造化FrameMakerファイルを構造化するには「変換表」を利用すると、作業が簡素化されます。(すべての内容が自動で構造化されるわけではなく、手作業は必ず必要になります。)

。。。ここで「変換表」の詳細に入っていこうかと思いましたが、「変換表」を説明するためにはまずEDDを理解している必要があるのではないか。。。などとも思いました。

結局、追ってEDDも出来る限り解説していくつもりですので、変換表を先にやっちゃいますね。次回ですけど。


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