オブジェクトスタイルについて

オブジェクトスタイルは使いようによっては良いものですが、注意が必要です。

FM→XML→FMという順路をたどる(ラウンドトリップ)ことを仮定します。

  1. 描画されたLineオブジェクトに、線の両端が矢印になる「Arrow」オブジェクトスタイルが適用されています。

    オブジェクトスタイルがLineオブジェクトに適用されている状態
    オブジェクトスタイルがLineオブジェクトに適用されている状態
  2. このLineを「オブジェクトの属性」パネルから変更すれば、通常、オブジェクトスタイルは外れます。
    オブジェクトの属性パネル
    オブジェクトの属性パネル

    オブジェクトの属性パネルでオブジェクトを変更した結果
    オブジェクトの属性パネルでオブジェクトを変更した結果
  3. しかし、グラフィックツールからオブジェクトを変更すると、オブジェクトスタイルは適用されたままです。オブジェクトがオーバーライドされた状態になるのですね。

    グラフィックツールでオブジェクトを変更
    グラフィックツールでオブジェクトを変更
  4. 「3.」の状態のままXMLに書き出して、再度FrameMakerで開く(ラウンドトリップ)と、オブジェクトスタイルが再度適用されますので、以下のような状態になってしまいます。

    ラウンドトリップした結果
    ラウンドトリップした結果

これを理解しないまま、オペレーターに業務が移行するワークフローであればどうでしょうか。

ちょっと取り返しのつかないことになる可能性がありますね。(もちろん状況によりますが)

 

EDDなど含めFrameMakerに関してのご相談は是非、弊社に!


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