手段としてのCMS。でも、いつの間にか手段が目的になっていませんか?

このところ、お客様からCMSのご相談を受けることが多くあります。
CMSは、大量のドキュメントを運用管理し効率化するのには非常に有効な手段です。
ただ、導入にあたっては、コストや人材など越えなければならない壁が存在します。

目的と手段

目的や予算、規模に応じてドキュメントの作成方法(手段)を選ばなければ過剰な投資であったり、導入してもうまく運用できない事態に陥ってしまうこともあります。そのため弊社では、CMSを含め最適なドキュメントの作成方法をご提案しております。
しかし、お客様からCMSのご相談をいただき、お話していて時折感じるのは、いつの間にか「目的を達成するための手段としてのCMS」だったはずが、「CMSの導入自体が目的」となってしまっていることです。
たとえば、web化を目的としているのならば、FrameMakerでしっかりと作り込んでおけばFrameMakerからの書き出しでレスポンシブHTMLを書き出すこともできますし、コストダウンとWeb化が目的であれば弊社のA-SYSソリューションがコストダウンやweb化だけでなくスモールスタートを実現しながらCMSでは難しいレイアウトにも柔軟に対応できます。
しかし、CMSをお考えのお客様に目的実現のためCMS以外のご提案をしても、なかなか受け入れてもらえないのが現実です。
それは、私たちの説明力不足、コミュニケーション力不足も意味していますので、今後精進すべき課題ととらえています。

FrameMakerは過去のもの?

どうせ導入するなら新しい技術のCMSがいい、今さらFrameMakerじゃ…と思われがちです。
ここ数年テクニカルドキュメント業界ではCMSがブームです。それに対し、FrameMakerってまだあったんだねと言われる始末です。
確かに、FrameMakerは一時バージョンアップも滞り、InDesignの普及により日本では影の薄い存在となってしまいました。
しかし、現在では定期的にバージョンアップも行われ、XML、DITAはもちろんCMSとの連携や実用的なHTMLへの書き出しなど、時代にあわせ最新の技術にも対応した非常に柔軟性のあるアプリケーションにアップデートされており、FrameMakerに対する認識を改める必要があります。

目的を達成する手段は、一つとは限りません

何が目的かを中心に据えてお客様のドキュメントに合った最良の方法を一緒に考えていきたいと思います。私たちはそのために、それぞれのメリット、デメリットを含めてご提案しドキュメント作りのお手伝いをさせていただきます。
もちろん、目的だけでなく、将来的なビジョンがあってCMSを必要とする場合もあります。その時は、もちろんCMSをご提案させていただきます。
この様に、弊社では従来のFrameMakerやInDesignによるドキュメント作成から、CMSとFrameMakerを組み合わせたり、ブラウザベースのクラウド型CMSまで、ドキュメント制作の経験を生かし様々な手段をお客様の目的に合わせてご提案しております。

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